株式会社FLARE SYSTEMS(フレアシステムズ)(代表取締役:中川貴之、本社:東京都文京区、以下「FLARE SYSTEMS」)は、BWA(注1)に対応したソフトウェア基地局の実証システム(以下「本システム」)を開発しました。本システムにより、現在4G/LTEにて運用している地域BWAシステム(注2)を段階的に5Gに対応していくことが可能になります。
地域BWAは、これまでまちづくりを主体とした地域利用の免許として活用が進展しており、2023年11月時点で110事業者6,700局の免許が交付されています(注3)。BWAの5G化(BWA 5GNR)は、2020年夏に制度整備が完了しており、既に可能となっていますが、端末・基地局の対応やコストの観点から、現状の4G/LTEから5Gへの移行は十分に進んでいない現状があります。
この度FLARE SYSTEMSは、これまで培ってきた5G技術とノウハウを活用して、BWAに対応したソフトウェア基地局の実証システムを開発しました。4G/LTEと5Gをソフトウェアで切り換えて運用することができ、本システムを活用することにより、地域BWAの5Gへのマイグレーションを実現することができます。
FLARE SYSTEMSは、本システムを活用することで、地域BWAをご利用中のCATV事業者、自治体の5Gへの移行実証を支援します。5G化による低遅延など次世代ネットワーク機能の活用を促進してまいります。
(注1) BWA(Broadband Wireless Access)
2.5GHz帯などの高い周波数帯の電波を利用した無線によるインターネット接続を実現するシステム
(注2) デジタルディバイドの解消や地域の公共の福祉の増進に寄与することを目的として導入された
2.5GHz帯の周波数(2,575~2,595MHz)の電波を用いた電気通信業務の無線システム
(注3) 「地域BWA推進協議会」発表のデータより抜粋